「母という呪縛 娘という牢獄」読後感




昨日のご報告

昨日、やや不安を抱きながらも賞味期限 大幅超過の物を食べました。

が、その後特に変わったことはありませんでした。

今日もこうして元気にパソコンに向かっています。

 

但し、これは

自己責任に於いて食べたところ今回に関しては大丈夫でした

というご報告に過ぎません。

決して賞味期限切れの食品を食べても問題ないと言ったり、推奨するものではありません。

 

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「母という呪縛 娘という牢獄」齋藤 彩 著

これは、2018年に起きた滋賀県医大生母親殺害事件を題材にした作品です。

被告人であった女性の手記を元に、齊藤氏が被告人との面会や書簡のやり取りを重ねた上でまとめられており、本人が母親から受けた教育虐待、事件当日の状況、殺害に至るまでとその後の心情までもが描かれたノンフィクションです。

私は、事件当時このニュースを見てかなりの衝撃を受けたことを覚えています。

その時は、9年もの浪人を強いられ、それに応え続けた犯人の葛藤を推し量るぐらいしか出来ませんでしたが、それが短絡的な猟奇殺人ではないだろうということは推測できました。

本を読んでみると、母親からの仕打ち、虐待行為は私の想像を遥かに超える壮絶なものでした。

TVドラマであれば目を背けていたであろう描写部分もありますが、文章としては読みやすく、事実であるが故に心を痛めながらも、淡々と読みすすめました。

そして、父親、祖母、教師…どこかで誰かが何とかできなかったのかという思いと、この母親のような人間は誰にもどうすることも出来ないのだという事を心のどこかで察している自分もいました。

どうしても受刑者(娘)の気持ちに寄り添ってしまいますが、この本がそちら側の視点で描かれているという事は踏まえておくべきかも知れません。

心苦しい内容ではありますが最後は希望を感じさせる終わり方で、後味は悪くありません。

久しぶりに読み応えのある本でした。